仕事に追い詰められて、鬱病になったとき
私は昔、体育会系の上下関係が厳しい仕事をしていたんですね。
それは、車の板金塗装屋さんだったり、庭木の手入れや、民家の駐車場のコンクリートを整備したりする
いわゆる外構工事と呼ばれるものを、少しさせていただいていたことがあります。
正直なところ、それらの仕事に行くのが本当に嫌で
自分で選んだ仕事なはずなのに、きちんとやらなきゃという気持ちもあったし
でもやりたくないし、かといってお金は必要だし
毎日怒鳴られるし、慣れてないのに、レベルの高い無理なことを要求されるので
神経がいつも興奮状態になって、参ってしまって、仕事が休みでも脳と体が休まらなくなってしまいました。
軽いPTSDとか、トラウマみたいなものだと思います。
そのため、仕事も上手くできないし、口が臭いから、余計相手に迷惑を掛けてしまうと思って、人と関わることすら怖くなったりしました。
そんなときに、上司に言われた言葉があって
そんなことでは、どこでもやっていけないぞ
今逃げたら、一生逃げ続けるぞ
そんなことを言われるわけですね。
この意見ってどうなんでしょうか?
正しい? それとも間違ってる?
どんな意見でも、言い方によっては正しく聞こえてしまう
その時に私は、確かに上司が言っている通りかもしれないと思ったんですね。
ここで通用しないなら、どこに行っても自分は通用しないかもしれない。。。
一度逃げたら、逃げ癖がついたり、負け癖みたいなのがついてしまって
嫌なことから逃げ続ける人生になってしまって、人生失敗してしまうのではないかという、怖さがありました。
確かに上司が言うことも、完全に間違っているわけではないんですね。
自分が現在とる行動が、未来に影響するのは事実です。
例えば、毎晩寝る前に、ジュースをがぶ飲みしていたら、糖尿病になる確率は高まります。
スポーツ選手は、練習を熱心に行いますが、それが未来で、試合に勝つ確率を上げます。
でもね。
でも大丈夫、そうはならない
そんなことでは、どこでもやっていけないぞ
今逃げたら、一生逃げ続けるぞ
これらの言葉も、場合によっては、正しく聞こえるだけで、絶対正しいわけじゃないんですね。
それは、努力と気合と根性が必要な世界だと、苦しい現実に耐えるために、この考え方が必要なんですね。
絶対にその仕事や業界でやっていきたいのであれば、必要な言葉かもしれません。
もしかしたら上司も、そのやり方しか知らなかったし、できなかったからそう言っているだけで
悪気があるわけではないのかもしれませんが、考えを押し付けられるのは、迷惑に感じてしまいます。
人はみんな能力が違うので、同じことをしていても、感じ方が違う
世の中では、誰でも頑張れば同じようにできるはずだとか、そういう考えがありますが
人はそれぞれ能力が違うということを、少し思い出してみましょう。
人間は生まれたときから、遺伝によって、能力が異なっていて
それは例えば、背の高さ、頭の良さ、音楽の才能、絵の才能、運動能力など
現在わかっている話では、50~80%ほどが生まれる前から、遺伝によって決まっていると言われています。
そうです。
努力して能力を身につける前から、それ以上の能力を持っている人たちがいます。
そして、みんな持ってる能力が違うし、能力の伸びしろも違うので、仕事内容が同じでも、人によって感じ方が違うんですね。
例えば、深く考えることが得意だとか、周りの空気を読むのが得意な人は、肉体労働が向いてない場合があって
私の実体験だと、単純作業などに意味を見出しづらいので、すごく疲れてしまったり
尊敬してない上司に従うのもストレスでしたし
仕事の段取りが良ければ、本来やらなくてもいいはずの、無駄な作業を、立場の弱い自分に押し付けるような、効率の悪さなど
このあたりは上手く伝えづらいのですが、私は肉体労働にあまり価値を感じづらいというか
もちろん肉体労働をしてくださる人がいるから社会が回るので、ありがたくはありますが
私は1日中、肉体労働をしたくないんですね。
本当にやりたくないのに続けていると、自分が壊れる
仕事は仕事と割り切れれば、いいのかもしれません。
でも、やりたくないにも度合いがありますよね。
すごくやりたくない場合、体が拒絶するので、無理に続けると自律神経が壊れてしまいます。
そうするとうつ病になったり、回復するのに、時間もお金もかかってしまいます。
ですから、無理なことからは、一旦退却するのは全然悪いことではないと思います。
自分の人生の時間は有限です。
そして、自分の人生をどう使うかは、自分が決めていいんです。
やりたくないことは、誰かにきちんと理解してもらって、やめてもいいと認めてもらえなくても、やめていいんです。
本来これは、当たり前のことなのに、ストレスが過剰に掛かると、思考力が下がるので、わからなくなってしまうんですね。
もし、人間不信だったり、自律神経が壊れても、ちょっとづつ治せる
私たちは、神経が学習してくれるから、危険な状況をすぐ察知できるので、とても便利です。
でも、ずっと怒鳴られたりしていると、神経がずっと興奮状態になってしまって、戻らなくなったりします。
これを治すには、神経を再学習させる必要があって
例えば、他人と関わると緊張したり、怖いと感じるようになってしまったら
安全で、安心できる人と少しだけ関わることを続けると、それが神経に再学習されます。
例えば、お店の人や、家族、恋人、友達、カウンセラーなどと関わって、少しでも安心できたらそれでいいんです。
それを積み重ねれば、他人=敵じゃなくて、他人=安心できる存在に変わっていきます。
まとめ
自分がやりたくないことは、やらなくていいですし
やりたくないことを続けても、続けなかったとしても、どちらにしろ、自分がそれを判断した責任を引き受ける必要があります。
だとするのであれば、やりたくないことを続けて、自分の体まで壊すのは、かなり損かもしれません。
長い人生です、自分の内面を見つめ直してみるのもいいかもしれません。
