なぜかいつも不安があって、それが消えない
こんなことはないでしょうか?
人と会うと、いつもなぜか緊張してしまう。
特に嫌なことをされるわけでもないし、嫌いな人でもないのになんで緊張するんだろう。
できるなら誰にも会いたくない。
何も悪いことが起こっていないのに、いつもなぜか不安な気持ちがある。
もっと不安が強くなると、例えば、家にいて何も起きていないのに、急に涙が出てきたり
それは、あなたが頑張ってないからでも、ダメだからでもありません。
この記事では、なぜ不安な気持ちを消せないのか、どうすればいいのかについてお話します。
何も起きてないのに不安な理由は、“神経の誤作動”
あなたの体はずっと“戦闘モード”になっている
人間には2種類の神経があります。
交感神経と副交感神経です。
交感神経は、ストレスを感じたときに働き、体をすぐに動ける状態にしてくれます。
交感神経が活発だと、危険に対して、逃げるか戦うかすぐに行動を取れるので、自分の身を守れるんですね。
副交感神経は、安全だと感じているときに働き、体を休めたり、疲労回復させてくれます。
副交感神経が働くから、夜はしっかり眠れて、体が休まり、次の日には元気いっぱいで過ごせるんですね。
なぜリラックスできないのか(頭と体のズレ)
2つの神経が程よく働いていると、健康な体と心を保つことができます。
しかし、危険な場所で長期間過ごしたりすると、交感神経がずっとONになり、副交感神経が働かなくなったりします。
そうすると、安全な場所にいるのに、頭では危険な場所ではないとわかっていても、神経が危険だと判断するので、体が勝手に緊張したり、不安になります。
これがPTSDや、トラウマを抱えている状態ではないでしょうか?
理由がわからないのに不安な気持ちになる原因は、神経が安全だと感じてないからなんですね。
不安は“壊れている”のではなく“守ろうとしている”
私たちを苦しめるためとか、体のバグで、不安になっているわけではないんですね。
危険な場所で、自分の安全が脅かされると、恐怖を感じて、体を緊張させます。
そのため危険な状況で、すぐに行動を取ることができて、身を守ることができます。
ただ長い間ずっと危険な場所にいると、神経の警戒モードが解除されなくなってしまうんですね。
これは、誰にでも起こることで、特別な状況でなるわけではありません。
なぜその状態が続いてしまうのか(過去の影響)
小さい頃に、親が怒るから、自分が我慢しなければならなかったり
親を怒らせたりしないように、空気を読む必要があり、それがずっと続くと、神経が安全だと感じづらくなります。
なぜかというと、小さい子供にとって、親は絶対正しいものだと考えないと、生き残るのが難しいからです。
親に嫌われて、世話をしてもらえなくなったら、生きていけなくなります。
ですから、そうした環境にいると、親と自分の考えが違う場合、自分は間違っていて、親が正しいと思うようになります。
そのため自分に自信がなくなったり、世界は危険だという認識になり、いつも周りを怖がるようになってしまうかもしれません。
でもこれは、必ずしも親が悪いわけでもなくて、同じように子育てしていても、安心できる神経が育つ子供もいますし、家庭環境以外の影響もあると思います。
神経が安全だと感じられないのは、危険を感じるセンサーの性能が高いとも言えますし
感覚が繊細なので、人が感じ取れないような、物事の細かい部分を感じ取れるので、きめ細やかに世界を体験することができるので、私はお得だと思います。
なぜなら神経の安心は作れるからです。
不安を消すのではなく、“安心を育てる”という考え方
これを解決するには、安全だという感覚を感じて、その経験を積み上げていくことになります。
安全な場所にいればいい訳ではないんです。
安全な場所にいても、神経が危険だと感じていたら、神経の安全は作りづらいです。
ですから、最初は安心感を感じるのに、時間がかかるかもしれません。
もしかしたらその時は、何もする気が起こらず、ただダラダラしているだけかもしれません。
でもそれは、神経の回復期間として必要なものです。
すごく危険だと感じているのに、すぐにリラックスするのは難しいからです。
そのため、例えば一人になれる空間を用意したり、いい匂いがするもので深呼吸したり、ヨガや瞑想に取り組んだり
美味しいものを食べたり、たくさん運動してぐっすり眠ったり、やり方はたくさんあります。
自分にあったものを、少しずつ始めましょう。
不安が消えない人が知っておくべきこと
不安が消えない本当の理由は、神経が安全だと感じていないだけかもしれません。
そして今まで生きてこれたのであれば、もしかしたら自分が思っているよりも
世界は安全なのかもしれません。
人生の途中で、神経のバランスが偏ってしまったなら、反対側に偏らせることもできるはずですし
そこまでいく前に、バランスよく働くところまで、行けるのではないでしょうか?

