なぜ変わろうとするほど、人は変われなくなるのか

目次

頑張っているのに、なぜか動けないことはありませんか?

・やらなきゃいけないのに動けない
・考えるほど苦しくなる
・変わろうとしているのに変われない

こんな状態になっていないでしょうか?

その瞬間、少し体に力が入って、呼吸が浅くなっていないでしょうか?

今この文章を読んでいる間も、少しだけ体が緊張しているかもしれません。

これは今の自分を否定することで、神経にストレスがかかるので、それを危険と判断して、体をこわばらせるんですね。

さらにそのストレスは、体調を悪化させ、さらなるストレスを生むので、どんどん苦しくなってしまいます。

これが悪循環となってしまっているんですね。

そしてうまく行かないのは、あなたの頑張りが足りないからでも、ダメだからでもないんです。

この記事では、なぜ無理に自分を変えようとしても変えれないのか、その理由と解決方法をお話します。

なぜ変わろうとするほど、苦しくなるのか

少し、神経について話します。

人間には自律神経があり、呼吸や、心拍数、血圧、体温、内蔵の働きなどを、無意識にコントロールしてくれています。

そして、自律神経は、交感神経副交感神経にわかれています。

交感神経は、危険が迫ったときに働き、血圧や心拍数を高め、体を緊張させ、すぐに逃げるか、戦うか行動できるようにしてくれます。

副交感神経は、体を休めるときに、呼吸や心拍数を抑え、内臓の働きを高めて、食事からエネルギーを作ったり、体を健康に保ってくれます。

この2つの神経はシーソーのように働き、どちらかが働くときは、どちらかが弱まります。

実は、体は“危険”だと判断している

「なんで自分はダメなんだろう」と考えてしまうこと、ありませんか?

こういうとき、頭では頑張ろうとしているのに、体がついてこない感覚があると思います。

もしかしたら今も、少し焦りがあるかもしれません。

上手く行かないときに、自分を無理に変えようとしているときには、前提に自己否定があります。

今の自分をダメだと思っているから、変えたいんです。

自分のことをダメだと思っていると、神経にストレスがかかります。

そうすると交感神経が働くんですね。

人間の脳は「自分はダメだ」と認識すると、それを“危険”として扱います。

交感神経が働く時間が長く続くと、副交感神経はずっとOFFになるので、体が休まらないんですね。

つまり、ずっと体は危険を感じて、戦闘モードだけど、エネルギーの回復ができないので、どんどん消耗していきます。

普通に、食事も睡眠もとって生活していたとしても、エネルギーがあんまり回復しません。

その疲れた状態で、考えてもいいアイディアは浮かびづらいですし、体力も落ちているので、行動するにもすぐ疲れてしまいます。

この状態で自分を変えようとしても、すごく難しいんですね。

自己否定が続くと、人生が無理ゲーになる理由

そして、副交感神経が働かないと、体力の回復ができないだけでなく、内臓の働きが弱るので、病気になりやすいんです。

病気になると苦しくて、さらにストレスがかかり、もっと交感神経を強く働かせるようになってしまいます。

そうするとさらに、不安や緊張感が上がり、体の調子も悪くなり、、、

これはすごい悪循環だと思わないでしょうか?

つまり自己否定していると、人生の難易度が爆上がりして、無理ゲーになってしまうんですね。

つまり、ゲームでいうと

・ステータスが下がった状態で
・難易度だけが上がっている状態です

これで勝てる人はほとんどいませんし、めちゃくちゃ疲れます!

では、どうすればこの状態から抜け出せるのか?

いつも不安や焦りを感じるときって、どうしたらいいのでしょうか?

ストレスを減らし、神経が安心ができれば、思考も働きやすいですし、自然に行動量が増えるので、自分を変えやすいんですね。

神経の安心は、少しずつ積み上げていくものです。

まずは、「変わらなくてもいい」と自分に許可を出してみてください。

「変わらなくてもいい」と思ったとき、今この瞬間、少しだけ体がゆるむ感覚があるかもしれません。

いきなり安心できるわけではなくて、実際に小さく安心を感じることで、神経に学習させていく必要があります。

そのためには安全な場所が必要です。

ストレスの多い環境で、安心できる気持ちを作るのは難しいことが多いです。

そのため自分を否定してくる人間関係などから、できるだけ距離を取ったほうがいいです。

ストレスを感じると、交感神経が働く回路がまた強化されてしまいます。

ストレスから距離を取るのを、逃げだとか言われるかもしれませんが、これは逃げではなく必要な回復期間です。

ここでストレスから距離を取らなければ、ダメージが大きくなるので、回復期間が長くなってしまいます。

そして、こういったことを理解している人は少ないので、逃げだと思われてしまうかもしれませんが、それはしょうがないのかもしれません。

どうすればいいのか、わからなくなるかもしれませんが

これは簡単で、いまはストレスが増す方向に進むと、体が耐えられなくなるのでわかると思います。

いまは神経に安心を感じさせることが重要です。

まずやるべきは、“頑張ること”ではない

このような状態になったらまず、生活水準を下げれる限り、下げるのがいいと思います。

見栄や世間体で使っているお金などないでしょうか?

例えば、車や、高い服装、人付き合い、など

こういったものを見直して、安全な環境を作るために、お金を使います。

貯金を作って、一時的に世間から引きこもるのも有効です。

安全な環境をつくり、ゆったりとした気持ちで過ごせるようにしていきましょう。

ストレッチなどで、体をいたわることや、呼吸を整えることもいいでしょう。

変わるために必要なのは、努力ではなく“状態”

無理に変わろうとしても変われないのは、神経が常に危険を感じているから、自分の思考能力や身体能力がすごく下がり、現実の難易度が爆上がりしてしまうからなんですね。

ここではさらに頑張ることが必要なのではなく、神経の安心をつくることが先です。

これは頑張ってつくるわけではなく、安全な環境を用意して、安心を感じることです。

神経の安心がつくれれば、思考能力が上がり、体の調子も良くなるので、自分も変えられるようになります。

頑張ること自体が悪いわけではありません。

ただ、不安や自己否定からの頑張りは、短期的には結果が出ても、長くは続かないんです。

変わるために頑張るのではなく、変われる状態をつくることが先です。

ー翻訳体

神経の働きについては、こちらの記事もおすすめです。

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